お彼岸の入りには、ご家庭のお仏壇の中やまわりをいつもより丁寧に掃除して、新しい水や花、それに個人の好物、季節の果物や五目寿司やぼた餅、彼岸団子などをお供えしましょう。
近年では、お彼岸のお供え物も買い求めてしまうことが多いようですが、できればご家庭で造り、お仏壇に供え、お墓に供え、近隣の方、友人知人にも配りましょう。
これはまさに自分の持っているものを他に分け与え、ともに喜ぶというお布施の精神そのものです。
お彼岸にはお盆の時のような儀式としてのしきたりはありませんが、人間の原点ともいえる行事です。
お彼岸の間は毎日朝晩、お仏壇に灯明やお線香をあげて礼拝し、お供え物を絶やさないようご供養してください。