お仏壇に飾る”仏具”のお手入れ方法

DSC07496_r1_c1
みなさんお仏壇はいつもきれいにされていますが、仏具のお手入れってしていますか?

仏具はちょっとしたお手入れをするだけで、きれいに長年使うことができます。

ここでは、仏具の素材別に注意する点・お手入れの方法をご紹介いたします。

年に一回、大掃除の前などにこちらの記事を参考に、お仏壇の仏具をお手入れされてみてはいかが?

 

 

<金箔が施されているもの>・・・金箔は触れないよう、ホコリをとる程度に

 

位牌など金箔で飾られた仏具をお手入れするときは、直接手で触れないように注意してください。

汗ばんだ手などで触れてしまうと、金箔に指紋がついて取れなくなってしまいます。

金箔部分は触れないよう毛バタキなどでホコリをとりましょう。
毛バタキで取れない細かい部分のホコリは、毛筆の毛先をほぐしてホコリをはらいましょう。

 

 

<漆塗りのもの>・・・漆は水分に弱い!最悪はがれてしまう

 

漆は水分に弱いため、ぬれた雑巾などで拭くことは厳禁です。

専用のシリコングラス、なければガーゼや綿布などの植物性繊維の乾いた柔らかい布で軽くふいてください。

 

 

<真鍮製の仏具>・・・真鍮製はみがき油で磨き、光沢を

 

真鍮製の仏具は、市販されている”みがき油”を柔らかい布にしみこませて汚れを落とします。汚れが落ちたら、油を含んでいない布でよく磨いてください。

 

 

<その他水洗いした仏具>・・・水気をよく切ってからお仏壇へ

 

仏飯器や花差など水洗いで汚れを落とした仏具をお仏壇に戻す際は、水気をふき取ってから戻しましょう。

花差の底に水気が残ったまま、お仏壇に戻してしまうと、花差の下の漆塗りの部分が剥げてしまったりするので注意が必要です。



back to top