伝統工芸品としても価値の高い金仏壇。宗派により内陣の仕様に決まりがあるので注意が必要。宗派によるお仏壇の違い
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西本願寺の阿弥陀堂を模した造り
宮殿:一重破風屋根
外柱:金箔張りの柱 -
東本願寺の阿弥陀堂(黒柱)・太師堂(屋根)を模した造り
宮殿:二重瓦屋根
外柱:黒塗りの柱
高欄:朱塗り
擬宝珠:金箔張り
表面材の加工方法は図の左ほど唐木を多く使用しているため高額になります。近年はプリント技術の工場などで本物と見分けがつかないものも多くなっています。
これらの商品を本物と偽って販売する業者などもいますので気をつけましょう。
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お仏壇の価格が決まるポイントは、『完成までにどれだけの手間をかけたか』『どんな材料をどのくらい使用しているか』の2点があげられます。
例えば、同じように見える仏壇でも、高級な唐木を使用して作られたものと、合板に木目を印刷したものでは価格が大きく違います。
また、同じ材料を使用しても職人の手で丹精に作られたものと、機械で作られたものでも値段が大きく変わります。
商品によってはメーカー型番のようなものがわからない場合も多いので、似たような商品を他店と比べることが難しいでしょう。
全国優良仏壇専門店会、仏壇公正取引協議会に加盟する三善堂では、販売員による詳細な商品の説明はもちろん、店頭商品には品質表示カード(下図)を表示しています。
ここでは、品質表示カードに表記されている内容を軸に、お仏壇の品質・材質について説明します。