金仏壇とは全体が黒塗りで、内部に金箔が貼られているお仏壇です。見た目のインパクトが強いこのお仏壇、黒く塗られていると漆塗り、金色に輝いていると金箔をはりつけたものと思いがちですが、黒塗りの塗装方法や金箔・金粉の種類も様々です。
品質表示カードでは、これらを項目別に表示しています。
それぞれの違いをご確認ください。

金仏壇の品質表示項目の説明
金仏壇は、表面を黒塗りにするのが一般的。
そのため、評価は表面の仕上げをどのように行ったかがポイントになります。
また、仕上げによって美しさのほか、傷などへの耐久力にも違いが出てきます。

漆仕上げ | 漆を塗って仕上げたもの(相当量の漆を配合した塗料を用いたものに限る) |
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カシュー仕上げ・(植物性)合成漆 | カシューかく油等を樹脂化した塗料で仕上げたもの |
ウレタン仕上げ | ポリウレタン樹脂塗料で仕上げたもの |
セルロースラッカー仕上げ | セルロースラッカー塗料で仕上げたもの |
ポリエステル仕上げ | ポリエステル樹脂塗料で仕上げたもの |
オイル仕上げ | 油性塗料を含浸させて仕上げたもの |

金仏壇の特徴、金箔粉に使用されている金の種類を表示しています。
(本)金粉 | 純度94%以上の金粉を使用したもの |
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(本)金箔 | 純度94%以上の金箔を使用したもの |
金属箔(粉) | 真鍮などの金属を使用したもの |
金色塗料 | 金色の合成塗料を使用したもの |

金仏壇の製造工程『木地』『宮殿』『彫刻』『錺金具』『蒔絵』『塗り』『金箔押し』『組立・仕上げ』の8工程のうち、『木地』『塗り』『金箔押し』『組立・仕上げ』の4工程を日本で行い、『宮殿』『彫刻』『錺金具』『蒔絵』のうち1工程以上を日本で行った製品のみが『国産』または『日本』の表示となります。
