臨済宗の主な年中行事です。
※行事の日程・詳細は『臨済宗公式サイト 臨黄ネット』にてご確認ください。
●修正会(1月1日~3日)
元旦の早朝から三日間に渡って行われる祈祷法要です。
本堂の正面には、お釈迦さま・文殊・普賢の三尊を中心に玄奘三蔵法師と十六善神の画像を掲げます。
●臨済忌(1月10日)
宗祖・臨済禅師のご命日にあたり、その法要が行われます。
『臨済録』は臨済禅師のお言葉を記録した書物で、臨済宗立宗のよりどころとなっています。
●涅槃会(2月15日)
今から約2500年前、お釈迦さまが八十年の御生涯を閉じられた日です。
臨済宗寺院では本堂に『涅槃図』を掲げ、法要を行います。
●春・秋の彼岸会
お彼岸は仏さまの教えられた、彼岸に到達するための六つの実践徳目(布施・持戒・精進・忍辱・禅定・智慧)を実行する週間です。
お墓参りやご法話を拝聴することなども、それにあたります。
●降誕会(4月8日)
お釈迦さまがるんびにの花園で降誕された日です。
お釈迦さまのお誕生を祝い、誕生仏に甘茶をかけてご供養し、花祭りともいいます。
●盂蘭盆会(7月13日~15日)
お釈迦さまの弟子の一人、目連尊者が仏さまのお導きにより、亡くなった母親が餓鬼道におちて苦しんでおられたのを救われたという『盂蘭盆経』の教えにちなんで、先亡供養をします。
菩提寺ではこの時期に山門施餓鬼会が行われます。
●達磨忌(10月5日)
全集の初祖・達磨大師の御命日にあたり、その法要が行われます。
達磨大師はインドの香至園の王子としてお生まれになり、中国にお釈迦さまから受け継がれた禅の正脈を伝えられました。
●釈尊成道会(12月8日)
お釈迦さまが七日間ブッタガヤの菩提樹の下で坐禅され、ついに『仏陀』となられた日です。
臨済宗の修行道場では、12月1日から8日の朝まで『臘八接心』という不眠不休の修行を行います。
●開山忌
各大本山の開山さまのご命日に行われる法要です。